蟠竜湖の朝、水面が陽の光を反射しながらせわしなく動く。
蟠竜湖は、海岸からの飛砂によって、旧益田競馬場付近で谷が堰き止められてできた堰止湖と呼ばれる性格のもので、自然史を語る上で重要な文化遺産です。湖は、面積13ha、最大水深10mで、上の湖と下の湖に分かれ、その湖岸線はきわめて肢節に富んだ変化のある景観を見せています。
湖の周囲には、クロマツ林が見られ、また、公園区域の東部には万葉の歌人柿本人麿(かきのもとひとまろ)ゆかりの柿本(かきのもと)神社や県立都市公園の島根県立万葉公園があって、多くの人に親しまれています。