11月の宍道湖の朝はもう十分寒い。鳥たちや、漁船がすでに湖上で活動を始めていた。
宍道湖(しんじこ)は、島根県松江市、出雲市にまたがる湖。湖沼水質保全特別措置法指定湖沼。日本百景。外海とは隔たりが大きいものの境水道・中海・大橋川を介して接続があり、淡水湖ではなく汽水湖となっている。
島根県東北部に位置する。面積は日本国内で7番目、島根県内では鳥取県境に位置する中海に次ぎ、2番目に大きな湖である。形状は東西に長い長方形。東西約17km、南北約6km、周囲長47km。湖の面積の約5割が水深5m以上であり、湖底はほぼ水平となっている。
底質は沿岸部の100~200mが砂や砂質泥、それ以外は大部分が泥である。透明度は1.0mと悪く富栄養化が進んでいる。湖内に位置する島は、嫁ヶ島だけである。
流入河川は、最大流量を誇る斐伊川など宍道湖の北、西、南から20数河川に及ぶが、主な流出河川は東端に位置し、中海へ流れる大橋川である。一級水系斐伊川の本流の一部である。
宍道湖の東北部に位置する佐陀川は天明時代に掘削された排水用の人工運河であり、直接日本海(恵曇港)と接続している。これによって島根半島東部は本土と切り離されている。
via Wikipedia